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初めて散骨をお考えの方へ

「海洋散骨」
それは、家族や友人が、最後の最後まで故人と一緒にいて、
直接お見送りできる
唯一の葬送の形

代表・天井と
海洋散骨について

2015年9月5日、大好きだった伯父を散骨という形で海に見送りました。
病床で伯父に「すでにお墓を購入しているが、やっぱり海に散骨をしてほしい」と頼まれました。
伯父は若い頃よりとにかく海が大好きで、時間があれば日本中の海に釣りに行ったり潜りに行ったりしておりました。
私も幼少のころより伯父によく海に連れて行ってもらいその影響か海に携わる仕事に従事しております。
伯父のように海が大好きな人は暗い土の中より世界中につながる海に還ることを望むのだと思います。
私ごとになりますが、大好きだった伯父を自分自身の手で伯父の大好きだった海に見送ることができ、本当に良かったと思っております。
人間は生まれてくる場所や環境は選ぶことができません、亡くなった後の自分自身の逝き方も、最近まではほとんどの方があたり前のようにお墓に入るという方法を選ばれてきました。
ようやく最近になって、ご自身がどのように逝くのかという選択肢も様々な方法で選べる時代になってまいりました。
故人が生前に「もしもの時は海に還してほしい」と、何げない一言を託されたご家族が、長きにわたりどうすれば故人の希望を叶えてあげれるのかと、悩まれるケースも少なくありません。
なんとか手前どものような散骨業者を見つけられ、故人のご希望を叶えてあげられた後に「やっと心の整理がつきました」「これでやっと故人の希望をかなえられました」「ちゃんとお別れができて心がすっとしました」と、本当にすがすがしいお顔でおっしゃっていただきます。
この時こそが「この仕事をしていて本当に良かった!」と心より実感できる瞬間です。
海洋散骨という選択肢をご希望される方々の少しでもお役にたてるよう、又お見送りをされるご家族に「Aクルーズにお願いして良かった」と言っていただけるよう、スタッフ一同日々努力してまいります。
今後とも、Aクルーズをなお一層ご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

代表・天井と海洋散骨について

株式会社Aクルーズ
代表取締役
天井 十秋

散骨について

現代の日本では、人は亡くなると火葬され遺骨(焼骨)となります。
散骨とは、その遺骨(焼骨)を海や空、山中などに撒く(まく)こととされています。

ご遺骨のゆくえ~埋葬・収骨と散骨

ご遺骨のゆくえ~埋葬・収骨と散骨

日本では古い時代には土葬も行われていたそうです。
人が亡くなると人里離れたところに遺体を埋めてお別れをしていたんですね。
そして遺体を葬ったところに木や河原の石を置き墓標としたそうです。
現在は人が亡くなると基本的には火葬されます。そして遺骨(焼骨)となり、法律で許可をもらって、お墓などに納めるなど(埋蔵・収蔵)します。
これに対し、散骨というのは、遺骨(焼骨)を埋蔵・収蔵以外の方法で取り扱います。

海洋散骨とは

海洋散骨とは

海洋散骨とは、亡くなられた方のご遺体を火葬した後、ご遺骨(焼骨)をパウダー化(細かな粒子状にすること)して海洋に撒くことです。
日本では、1991年に相模灘で行われた海洋散骨がよく例として挙げられます。
海洋散骨されるケースは年々増えている印象がありますね。
また海洋散骨の具体的な方法は、様々です。
海にゆかりのある人たちが、個人的に散骨を行う場合は、ご遺骨(焼骨)をそのまま海に沈めることもあると聞きます。
しかし、責任ある散骨担当者が海洋散骨を行う場合はご遺骨を小さく粉状に(パウダー化)して、静かに海に撒くことが多いようです。
お花を添える場合も花束ではなく、花びらだけをバラして海に散らすなど、海や近隣の方々への配慮がなされています。

遺言で海洋散骨を
希望した例

”先にいくものは、後に残る人を煩わせてはならないと思っています、私には信仰する宗教もありませんし戒名も墓も作ろうとは思っておりません、通夜、葬儀、お別れ会等も一切遠慮させていただきます、しばらくしたら娘に日本と韓国の間、対馬海峡あたりで散骨してもらおうと思っています。”

劇作家のつかこうへいさんがお亡くなりになられた時に遺書の中で、このように綴られておりました。
故人のように、散骨という葬送の形を選ばれる方が近年どんどん増えてきております。
散骨を選ばれる理由は、時代背景やご家庭の事情、個人の価値観などによって様々ですが、ここでは散骨を選ばれる理由を背景ごとにいくつか紹介させていただきます。

家族・人間関係的な背景

  • お墓を守る次世代がいない
  • 生涯独身だから
  • 離婚をしたが実家には戻れない
  • 嫁ぎ先のお墓には入りたくない

宗教的背景

  • 信仰している宗教がない
  • お寺との付き合いがない
  • 永代供養とはいえお寺との付き合いが面倒

経済的・その他の背景

  • お墓が遠方にあるのでなかなかお参りに行けない
  • お墓にコスト(高額な)をかけたくない
  • いつかは無縁仏になるのでは
  • 大好きだった海や山に還りたい

等々、挙げていくと散骨を選ばれる理由は様々です。
いずれにせよ以前は「散骨は違法では?」などと思われていた方も多くおられましたが、近年は散骨の合法性の浸透と共に散骨という葬送の形を選ばれる方もかなり増えてきております。

散骨と法律 ~海洋散骨は違法ではないか?~

散骨と法律~海洋散骨は違法ではないか?~

海洋散骨を考えていらっしゃる方の中にはご家族などからの指摘で「散骨は違法ではないのか?」と不安に思われるケースが少なくありません。
結論から言うと散骨は違法ではありません。
ご安心ください。
ただ、一つだけご理解いただきたいことがあります。
それはご自身やご家族のことだけでなく、周囲の方々への配慮です。
散骨は人の死という大きなテーマに関わるセレモニーです。
デリケートなテーマなだけに、散骨する場所と周囲の方々が協力しても良いと思っていただけるルールを守ることがとても大事になるのです。
Aクルーズは、関西(大阪、神戸、西宮、淡路島、明石や和歌山など)の海で海洋散骨を行うにあたって、岸から一定距離離れた沖を散骨海域にするなどの、誰もが気持ちよく亡くなられた方をお見送りできる配慮を行っております。

散骨に関わる法律のお話

散骨に関する法律について詳しくお知りになりたい方は、以下もご覧ください。
散骨とは、一般的には、亡くなられた方のご遺体を火葬した後のご遺骨をパウダー化して海・山などに撒くことを言います。海洋散骨は、パウダー化したご遺骨を海に撒くことを言います。
ご遺骨の取り扱いについては「墓地、埋葬等に関する法律」「遺骨遺棄罪(刑法190条)」という法律がありますが、散骨そのものを規制した法律は無いのが現状です。
法律が無いなら違法では?二つの法律には違反していないの?という疑問がわきますが、1991年10月5日神奈川県・三浦半島沖の相模灘で行われた海洋散骨に際して、法務省刑事局が非公式ながら「節度をもって葬送の一つとして行われる限りは違法ではない」という趣旨の見解を述べたとされています。
さきほど冒頭で海洋散骨は違法ではないが、皆が気持ちよく・・・と書きました。
それは海洋散骨を行うご遺族や施工会社だけでなくそのほかの方々も受け止められるやり方なら「節度をもって葬送の一つとして行われ」たと言えるので違法ではない、という意味なんです。

お墓問題などから散骨を希望する人の数は年々増えています

この公式発表依頼、年々散骨を希望される方が増加しています、又意識調査においても「散骨をして欲しい」と言う方と「散骨はあっても良い」という方を合わせますと80%を上回ってきているのが近年の世論です。
亡くなられた方のご遺骨が家にあり、納骨するお墓やゆかりのお寺もなくて、ご遺族が悩まれているケースがとても多いと聞きます。
テレビ番組では自宅に安置されたご遺骨の数が100万?などと報道されていたとか。
お墓を用意する場所・お金の問題、お墓を管理する子孫の問題などが解決されていない昨今の状況を思うと、今後も海洋散骨をはじめとする散骨葬という葬送を選ばれる方が増えてくのではないかと考えています。

厚生労働省と国土交通省の海洋散骨に関するガイドラインを遵守

厚生労働省と国土交通省が海洋散骨に関するガイドラインを公表しており、もちろん私ども「海洋散骨のAクルーズ」もガイドラインに則った海洋散骨の施行をいたしております。

【参考】
海上において散骨をする場合において遵守すべき海事関係法令の解説(国土交通省)
散骨に関するガイドライン(散骨事業者向け)

散骨をされた著名人(参考)

有名人や著名人の中で散骨をされた方のお名前の一例です。
※Aクルーズが海洋散骨を行った方々ではありません

皆様の中でも少しでも散骨にご興味をお持ちの方は、どのような些細な事柄でも、お電話又はメールにてご遠慮なくお尋ねください。

Aクルーズの海洋散骨
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